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ケアマネってどんな仕事なの?つまらない仕事って聞いたんだけど・・・

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先日の日曜日ケアマネの試験がありましたね。

 

試験を受けた方、お疲れさまでした!

仕事しながら勉強するの大変だったと思います。

 

今週はゆっくり休んでくださいね。。。

 

さてケアマネの仕事ってどんな仕事だか皆さんご存知ですか?

 

ケアマネの方と介護の現場で一緒に働く機会って

そうそうないのであまりわかりませんよね。

 

ケアプランを作成するのが仕事と思っている人も

少なくないと思います。

 

そこで今回はケアマネの仕事について説明していきます^^

 

 

ケアマネって普段どんなことをしているのか

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ケアマネの仕事は皆さんのイメージ通り「ケアプラン」を

作成するのが主な仕事です。

 

ケアプランを作成するといっても、ケアマネ一人で何十人もの利用者

さんのケアプランを作成・管理していくのでけっこう大変。

 

 

ケアマネの業務の流れは↓

 

  1. 利用者さんとそのご家族さんからの情報収集
  2. その情報から利用者さんの生活上の支障を明らかにする
  3. その支障が改善されるようケアプランを作成する
  4. サービス担当者会議を開く
  5. サービスの実施にあたって各部署へ情報伝達
  6. モニタリング
  7. ケアプランの訂正

 

簡単にいうと、こんな流れですね。

 

どんなことを考えながらケアマネさんが仕事をしているのか

知りたい方もいると思うので、ひとつひとつ詳しく見ていきます。

 

 

利用者さんとご家族さんからの情報収集

 

情報収集する内容は、

 

  • 利用者さん個人の情報とご家族さんの情報
  • 要支援、要介護度の情報とその経緯
  • 医療情報(主治医意見書等)
  • 身体や精神状況
  • 利用者さん自身の悩みや不安

 

主にこういった内容ですね。

 

日常生活で介護が必要になってしまった経緯をきいてそこから

利用者さんが生活をする上での支障を明らかにしていきます。

 

この情報収集をおろそかにすると、利用者さんの悩みや不安を

解消していくためのケアプランが作成できません。

 

ある程度の情報があればケアプランつくることはできますが、

適切な正しいケアプランはつくれませんね。

 

 

 

例えば、下半身にマヒがあって自分で思うように歩けない

利用者さんがいたとします。

 

情報収集で短時間で短い距離なら歩けることが分かりました。

 

そこで、

 

「うんうん。この利用者さんは歩けるようになることを

 メインとしてケアプランを作成しよう!」

 

とケアマネさんはケアプランを作成しました。

 

確かにそれで歩けるようになれば利用者さんは大喜びでしょう。

 

でも利用者さんには実はこんな悩みがありました。

 

「病院でリハビリばっかりさせられて疲れた。リハビリしても

 足の状態なかなか良くならないし、車いすの生活でもいいから

 楽しい生活がしたいなあ」

 

こんな利用者さんに歩けるようになることをメインでケアプラン

作成したら大変です。

 

この利用者さん、施設での生活が楽しめないことでしょう。

 

この場合は、まず楽しい生活が送れるようにイベントや外出、

好きなことをする時間を多くとってあげることが大事ですよね。

 

もちろん短距離の歩行をしてもらうことも、楽しい生活を送ることと

合わせて必要になりますが、それをメインにしてしまうのは違います。。。

 

 

 

このように情報収集おこたると、良かれとおもってやったことが

利用者さんの悩みや不安をさらに大きくさせてしまうことがあります。

 

なのでケアマネは最初の情報収集がほんとに大事です。

 

 

生活上の支障を明らかにする

 

さきほどの情報収集で得た情報から生活上の支障を明らかにしていきます。

 

  • ひとりで食事をすることが困難
  • ひとりで排泄をすることが困難
  • うつ病の病気があり、周りにうまくなじめない
  • 認知症で物事をおぼえていられない
  • 歩行がスムーズにできない

 

などその利用者さんは何が出来なくて、生活を

する中でどんな支障があるのかを挙げていきます。

 

それとは逆に、

 

  • 介助があれば自分で食事ができる
  • 介助があれば自分で排泄ができる
  • うつ病の病気があるが、共通の話題で人と話すことはできる
  • 認知症だが身体上の障害はない
  • 短距離なら歩くことができる、杖があれば歩ける

 

などできることも明確にしていきます。

 

 

ケアプランの作成

 

利用者さんの情報、生活上の支障、利用者さんができることを

元にケアプランを作成していきます。

 

利用者さんがどうなりたいか、そのご家族さんがどうなってほしいか

という情報を軸に生活上の支障が解決できるように作成します。

 

さきほどの例に挙げたお客さんなら、

 

 

【課題】

自分らしく明るく楽しい生活を送れるようになる。

 

【目標】

楽しみを見つける、趣味を見つける

 

【実施内容】

同じ趣味がある方との交流

 

レクリエーションの参加

 

散歩や定期的な外出をする

 

 

【課題】

リハビリに関心を持って頂き、歩行ができるようになる。

 

【目標】

リハビリを自ら積極的に行う。

 

【実施内容】

嫌がらないようにリハビリの声掛けを行っていく。

 

 

簡単にですが、このような形でケアプランを作成していきます。

 

 

サービス担当者会議を開く、情報伝達

 

サービス担当者会議を開いて介護、リハビリ、栄養、看護

などの各部署からケアプランの内容を決定していきます。

 

今回の内容だと、介護とリハビリが関係してきますね。

 

他にも食事の面や病気の面で何か支障があれば栄養や看護の

方からも意見があってケアプラン決めていくことになります。

 

そして出来上がったものを、その各部署に伝えて

施設全体で利用者さんのケアプランに取り組んでいきます。

 

 

モニタリング

 

ケアプランが適切に実施されているか、利用者さんの身体や心に

変化がないか随時確認していきます。

 

それから各部署に回って「ケアプランを実施してみてどうか」

ということも聞いていきます。

 

そこでケアプランは適切だったのか、改善していく必要は

あるか考えていくことになります。

 

 

ケアプランの訂正

 

ここでサービス担当者会議を開いて、モニタリングした資料を

元にケアプランを訂正していきます。

 

介護の職員だけでなく他部署でもっとできることはないか、

ケアプランを実施して問題があったことをどう改善して

いくかなど意見を出し合って訂正していきます。

 

 

さきほどの利用者さんがリハビリに興味を持てるようになったら、

「歩行の機会を増やして長距離の歩行ができるようにする」

とケアプランを訂正するなどですね。

 

こうして利用者さんの満足度を高めながら、利用者さんの支障を

改善いけるようケアプランを作成するのがケアマネの仕事です。

 

 

 

 

 

ケアマネの仕事はつまらないのか

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ケアマネの仕事つまらないってのはよく聞く話です。

 

ケアプランの作成が主の仕事になるので、資料作成など

デスクワークがどうしても多くなります。

 

介護福祉士として働いていた方が、ケアマネの資格を取って

ケアマネの業務についても、

 

「なんか物足りない!!」

 

って介護の現場に戻る人もいます。

 

そもそもケアマネの仕事自体むずかしくてできない

って辞めてしまう人もいますね。

 

多いところだと何十人ものケアプラン作りますからね・・・

 

 

せっかくいろいろ試行錯誤してケアプラン作成しても、

それを実施するのは現場の職員なのもつまらないと

感じてしまう理由の一つだと思います。

 

ケアプラン作って、それを実施して利用者さんが満足しても

利用者さんから「ありがとう」といわれるのは現場の職員です。

 

自分のケアプランが利用者さんのためになっているのか、

間接的にしか伝わってこないので、現場の職員よりモチベーション

があがりずらいということもあるでしょう。

 

介護の現場で利用者さんと直接介護して楽しく介護の仕事をしたい方には

ケアマネの仕事はつまらないと感じてしまうかもしれませんね。

 

 

でも私の親しい友人はケアマネの仕事をしていますが、

介護の現場と同じくやりがいをもって楽しく仕事しています。

 

飲みの席でケアマネの仕事について聞いてみたらとても

深い話が聞けたので紹介させてください。

 

 

「ケアマネの仕事って、ケアプランの作成とか利用者さんの

 家族さんの面談とかが仕事のメインになって、利用者さんと

 接する機会って全然少ないんだけど、利用者さんが元気になった

 とか笑う回数が多くなったとかって話はよく聞くじゃん??

 現場見に行った時も利用者さんが楽しく施設で生活してるのを

 見ると、おれのしたことがもとになってこうなってるんだなあ

 って思うんよ。ケアプランなんて誰が作っても似たようなものに

 なるのかもしれないけど、おれはおれなりの考えをもって本気で

 作ってるからね。それにケアプラン間違うと利用者さんがして

 ほしいことと違うこと職員がしちゃうと思うんだよね。

 そうしたら利用者さんだっていやだし、職員だってこんなにして

 あげてるのに!!ってなるじゃん?

 だからおれは利用者さんだけじゃなくて職員も楽しく仕事できるように

 ケアプラン作成には神経注いでるんだよね。

 利用者さんだけ考えて無謀なケアプラン作ったら、結局できなくて

 利用者さんも職員も損するからね。

 俺は影の介護職員としてみんなのサポートしてるつもり(笑)

 ケアマネの仕事ってデスクワーク多くて疲れるけど、そんなときは

 利用者さんと話して元気もらえるし、ケアマネの仕事けっこういいよ」

 

って話してました。

 

 

 いつも現場にきて利用者さんと話をしにきている友人が、

「仕事疲れたから遊びに来た」って言ってるの聞いて、

 

「それってさぼりってこと?(笑)」なんていつも返していましたが、

 こんな素晴らしい考え持ってるとは知りませんでした。

 

むしろ脱帽です。。。

 

友人のように考え方を変えてみるとケアマネは

楽しくしごとできそうですね!