介護士と介護福祉士ってなにか違うの?利用者さんは資格がなくても関係ない!
みなさんは介護士と介護福祉士の違いって分かりますか?
「介護士と介護福祉士って何か違うの?」
ってよく聞かれることありますが、
介護士っていうのは、介護福祉士を略したいい方で、
この二つに大きな違いというものはないです。
ただ現場では介護福祉士の資格がない方も
介護士と呼ばれることがほとんどです。
なので実情は介護士=介護福祉士ではなくなってきています。
介護の仕事をしている職員は介護士=介護福祉士ですけど、
利用者やご家族さんは介護士=介護をする職員となっています。
そこで今回はその実情についてご紹介していきます。
国家資格があるのかないのか
そういった意味で介護士と介護福祉士を分けるなら、
介護士と介護福祉士の一番大きな違いは、「介護福祉士」
の国家資格があるのかないのかですね!
介護の現場では資格がなくても職員を介護士と呼ぶこと多いです。
介護の仕事をしている人=介護士というイメージ。
あと利用者さんや利用者のご家族さんは、
「介護の職員は全員、介護福祉士の資格を持っている」
と思っている方も少なくないので、そういったことからも
介護職員全員が「介護士」と呼ばれることが増えてきた原因
かもしれませんね。
無資格の職員を「介護士」と呼んでいる利用者さんとかご家族さんに、
「この人は無資格で、介護福祉士の資格は
もっていないので介護士ではないんです」
ってわざわざ説明するのも混乱をまねくので、
そのままよんでもらっています。
これは利用者さんたちを騙しているわけじゃなくて、
変に不安を与えたりするのが嫌っていうこともあります。
介護の質さえおろそかにならなければいいと私は思います。
ホームヘルパーなどの訪問介護職員
ホームヘルパーなどの訪問介護の職員も介護士と呼ばれることがありますね。
大体は「ヘルパーさん」って呼ばれること多いですが、
大きいくくりで介護士さんって呼ばれることがあるんですね。
ホームヘルパーさんの中でも介護福祉士の資格を持っている方は多数いらっ
しゃいますが、訪問介護の仕事をやるのに介護福祉士の資格は必須ではない
ので、そのまま資格を取らずに働いている方もいます。
訪問介護の仕事は施設側からすれば、ホームヘルパーと合わせて
介護福祉士の資格もあった方が専門性もあがっていいものですが、
利用者さんは資格じゃなくて、
「職員がどういった介護をしてくれるのか」
「職員の人柄や性格」
「話しやすさ」
こういったところで職員のよさを判断しています。
他の業種だとお医者さんとか建築業とか資格がないなんて
なったら大問題になりますが、介護はそうはならないです。
介護は無資格でも「介護福祉士」の資格者が現場にいれば、
介護の業務行うこと許されているので問題ないです。
なので職員さんを介護士と呼んでいてもそこはしょうが
ないかなと私は個人的に思っています。
無資格なのに「介護福祉士の資格持ってます」っていうのは
ダメですけどね。。。
職員全員介護士と呼ばれるのはしょうがない
訪問介護も通所も老人保健施設も介護の現場の職員は、
利用者にとっては全員介護士なんですよね。
本当は介護福祉士の資格を持っている人だけが「介護士」
と呼ばれるべきなんでしょうけど現実そうはならないですね。
利用者さんがまだ名前分からない職員さんを呼ぶのに、
「介護士さん」ってけっこう呼びやすいんです。
資格がなくとも介護の知識が豊富な職員さんって多いですし、
実務の経験も考えると介護福祉士の資格を持っている人よりも
実力がある職員さんもいます。
実際現場には監督の意味として介護福祉士の資格保有者は
必ずいるので、全員介護士と呼ばれるのは問題ないと思います。
介護士=介護福祉士じゃなくて、介護士=介護をする職員で
統一されてしまってもいいんじゃないかと。
記事まとめ
介護士と介護福祉士は、本来は全く同じものです。
でも実際は介護福祉士でない人も介護士と呼ばれることが多いため、
「この2つに違いあるのかな?」って疑問に持つ人も多いですよね。
そういった意味で分けるとすると、、
介護福祉士は、専門的な知識があって国家資格に合格した人
介護士は、ホームヘルパーや介護の現場の職員で介護の知識がある人
こう考えると分かりやすいかもしれませんね。